ゆきちの暮らし

30代専業主婦の生活

18w子宮内胎児死亡 供養の仕方⑤

こんにちは、ゆきちです。


昨日に続き、死産の供養の記録です。
これまで5回に分けて記録してきましたが、今回で一区切りです。

後半は、年賀状についても触れています。

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11/3(土) 
この日は、告別式(自宅)、火葬を行いました。

6:00  起床
8:00  朝食

12:00
遠く梅干し県から、お義父さん、お義母さんが駆け付けてくれました。
お二人ともお仕事があるので、お休みをもらうのも大変だったと思います。
いつも何かとご心配をお掛けしてしまっているのですが、今回はさらに…経済的にも、時間的にも負担をかけてしまいました。
でもその気持ちがとてもうれしかったです。

13:00 出棺の読経(自宅にて)
14:45 火葬の読経(火葬場にて)

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16:20 帰宅
17:30 手巻き寿司

18:00
シャワーをみっちゃんと夫と3人で入りました。

20:00過ぎ 就寝





…火葬場に授乳スペースのご案内があったのですが、「授乳」という言葉が心に刺さり、とても痛かった…。
乳飲み子を抱えてる時期には、とっても便利で助かる情報ですが、この時ばかりはさすがに辛かったです。
誰にも罪はない。


逆に、ありがたかったことが二つ。
一つは、火葬場で骨壺を用意してくださっていたこと。
どういったものを用意すればいいのかわからなかったし、何かと忙しかったり精神的にも手一杯だったので、とても助かりました。
この点は火葬場の料金を電話で尋ねた際に、ご親切に教えてくださいました。

もう一つは、小さな赤ちゃんなので、火葬すると骨がすべて灰になってしまう可能性があったのですが、ムーミンの骨はしっかり残っていたこと。
無事に小さな骨壺に入れることができました。
骨は、とても細くて小さくて…悲しくていっぱい泣きました。


火葬後の骨についてどうすれば良いのか、どのような選択肢があるのか調べてみました。
私や夫は無宗教だったので、実家の宗教である真言宗のお坊さんに相談し、この3つのパターンから選ぶことに。
(夫の実家は曹洞宗だったのですが、当時お骨を函館から梅干し県に運ぶのは、現実的ではなかったので、夫のご両親にも相談した上で函館で相談することになりました。)

①全て墓地や寺院へ納骨
②すべて手元(お仏壇など)に置く
③上記の両方(例:一部を墓地へ納骨、残りはお仏壇)


私たちは、②を選択しました。
理由としては、将来夫や私が亡くなったときに、どこのお墓に入るかなどを、まだ決めていなかったからです。
もし、私の地元である函館のお墓に納骨し、夫や私が入るお墓が夫の地元のお墓となった場合、家族別々になってしまうと、ムーミンも私たちも寂しいなと。
ずっと一緒にいたいなという思いから、私たちどちらかが亡くなるまでは、お仏壇に居てもらうことにしました。




そういえば、葬儀の際は通常ですと香典を用意するかと思いますが、今回の死産の時には「お見舞い」を頂きました。
死産の日、その日は命日でもあるけれど、赤ちゃんの誕生日だということもあり「お見舞い」として白い封筒に包むようです。


そもそも葬儀はせずに火葬のみ行う場合も多いようですね。
身内や両親のみで火葬をするのが一般的なのかな。


葬儀以外にも、必ずしも行わなくて良いことがいくつかあるようです。
たとえば、納骨、戒名、位牌、開眼供養、水子供養などです。


この中でムーミンの供養として行ったのは、葬儀、火葬、戒名、水子供養

戒名はつけてもらって本当に良かったです。
娘とも「○○水子(すいし)ちゃん」と呼びながらなむなむしています。
絶対に忘れないし、ムーミンが社会的に認められたような感覚になります。



ちなみに、赤ちゃんの死因についての結果が12月中旬に出ました。
夫と二人で車で1時間半かけて産院に向かい、先生から話を聞いてきました。

染色体異常、奇形、体内の臓器の異常、風疹などの感染症がなかったかどうか、できうる範囲で調べてもらいました。
MRI、CT、染色体検査、私の血液検査など行いましたが、死因は結局、断定することはできませんでした。

考えられるのは「やはり、母体や赤ちゃんにかかるストレスが大きかったことではないか。」とのこと。


ムーミンごめんね。


この検査で一つわかったことがあります。
それは、赤ちゃんは「女の子」だったということ。


先生から「女の子でしたよ」と言われた時、なんとも言い表せないような、ちょっとだけ雲が晴れたような気持ちになりました。
あとから聞いたら夫も似たような気持ちだったようです。

みっちゃんはずっと「妹がほしい!」って言ってたんですよね。
家に帰ってからすぐに「女の子だったよ」って報告しました。
娘はにっこり微笑んでいました。
4歳でどこまで理解できているんだろう。




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ところでみなさん、年賀状のお年玉当選番号が発表されて2週間ほど経ちますが、もうチェックはされましたか??
我が家は少なかったので、すぐに終わりましたよ。


2019年の年賀状は、例年通り変わらず出すか、もしくは喪中はがきを出すか、結構迷いました。

インターネットで調べたり夫婦で考えたりした結果、喪中はがき(年賀欠礼状)を出すことにしました。


死産の場合、喪中はがきを出さなければいけない等の決まりはないから親の気持ち次第、というのがネット上で多く見られました。


年賀状を出す方は「周囲の人達に死産したことを知られたくない。そっとしておいてほしい。」という気持ちが強いみたいですね。


一方喪中はがきを出す方は「子どもや赤ちゃんの写真が載った幸せそうな年賀状を受けとるのが辛い」という思いから。


私たち夫婦は、「今年は年賀状が出せない、とても新年のご挨拶ができる状態ではないので控えます、喪に服します。年賀状を見るのは辛いから送らないでね」という意味を込めて喪中はがきを出す事に決めました。


今回は死産という喪の形。
喪中はがきには、誰がいつ亡くなったかを示すのがマナーのようですが、ムーミンのことは載せられない。


どうしようかと思っていたら、たまたま友人から届いた喪中はがきには、誰がいつなんて事は書いていない。


文例を調べてみると、誰が亡くなったかを記していないものもありました。
よし、これでいこう。


友人もまさか死産していたなんてことないよね?と、少し心配しながら過ごしています。


誰が亡くなったかを記していない喪中はがきを出す場合、他にどういうときがあるんだろう?


そういえば今まで気にとめていなかったけど、これまでもそのような葉書を頂いたことがあります。
あの時、いったい誰が亡くなっていたんだろう。


自分がその立場になってみて初めて考えました。
経験しないとわからない、気付かない事は多いような気がします。


特に私は人の気持ちがわからないタイプのようだから、経験を大切にしています。
でも今回の経験は、絶対にしたくない経験でした。
なんとか乗り越えられるといいな。